08/12/24 10:33:16 m/TTY2rl
ゴータマは輪廻を説いた。これは原始仏典を読めば動かしがたい事実だ。
ではなにが輪廻しているか?それは前にも言ったが、行いと結果という、業だ。
良い行いをした人は良い結果を。悪い行いをした人は、悪い結果を。
そして真理を悟り、肉の自我を再び起こす業を滅ぼした者は、輪廻の鎖を断ち切り、
永遠を手にするだろう。今の自我が輪廻しているのではない。今の自我は
今の肉が滅びれば、共に滅びる定め。廻っているのは、あくまでおまえの起こした行いと、
それによる結果である、業なのだ。
真理を悟らず、無明に囚われた者は、肉の自我を再生する業を滅ぼすことを知らず、
繰り返し肉の自我を再生させ続けるだろう。だがそれらは全て縁起でしか成り立たない
主体性のない、無自性な空である。形あるものはいずれは滅びる定め。
真を手にせず、無自性な空をさまよう彼らは、今の世が終わるとき、共に滅びるだろう。
彼らは実体の無い、幻のまま終わるのだから。滅び行く魂に哀れみを。