08/12/18 15:49:04 07eOFKWe
>>509 それは立脚点により、異なりますね。
勝義から観ずれば「無自性、無常、無我、空、すなわち非実在」
でしょう。 私は前にも書きましたが、この認識論に異を唱えるものでは
ありません。非常に優れた認識であると考えております。
しかし、世俗の視点から論ずれば話は変わってきます。あなたが、殺人を
犯し、「自分は空で、非実在である。」と言っても通りませんね。
あるいは「一如であるから、あなたの財布は私のもの。」 なんて言う人
もいませんね。 ここでは、実在を認めないわけにはいきません。
そして「業報思想」は、明らかに「世俗」における話です。
実在を前提としての話です。わかりますか?自説の矛盾点が。
「一如を認めるかぎり、業報思想の出てくる余地はありません。」
誤解のないように申しておきますが
「倫理的要請から、世俗において、そう説いた。」
これなら、私は全く異を唱えるものではありません。