08/12/17 23:27:33 bWl7D0El
>>485
これは大きな誤解なのです!
「永久不滅はない」「一切は無常」などと頭で理解することが仏教の目的ではない。この無常なる世界か
ら実際に脱して、永久不滅の境地へと到達することが仏教の目的です。
「色即是空」ですから、この無常なる世界から脱した境地はもう「空」でもない。これこそが求めるべき唯
一なる実在なのです。無常なる世界を空として理解し、そこから解脱していく。
まずは、寝てから頭をすっきりしましょう!ていうか--わたしにはこれ以上の説明はできない。
『インド人はもともと宗教的な民族であったが、・・・人間を含む生類は永久に流転輪廻の生涯を繰返
すと考え、しかもその信仰を切実に身に感じていたのである。・・・このような考えを受けて原始仏教に
おいても、人間が生まれ老い死ぬこと、そしてこの過程を無限に繰返すこと、それを「輪廻」(流転、生死)
と呼んでいた。
この輪廻の生存は恐ろしいものである。ときには輪廻の生存を、波濤・渦巻など水の動揺のある恐ろ
しい大海に譬えていることもある。この輪廻のすがたを如実に知った人が、ブッダ、目覚めた人(buddha
仏)である。
《聖者には輪廻は存せず、彼はもはや生まれ変わるということがない。聖者の身体は、永遠の昔から
の永劫の輪廻の過程における最後の身体であり、これは最後の生涯である。今や再び後に生存に入る
ことがない》(テーラ・ガーター:202、スッタニパータ:502)
一般に修行者は生存からの離脱も願っているのである。修行完成者は《生に赴かない。》(ウダーナ・
ヴァルガ:7)のである。原始仏教聖典の内には、一般に悟り終った人の心境を示すものとして、次の詩
句がしばしばあらわれている。