08/12/13 01:14:31 ad0o+B9B
宗教学者島田裕己の新著「平成宗教20年史」(幻冬舎新書)を読み終えたが、
宗教って、やっぱり、人間にとっては弊害ばかりのようですな。
明らかに精神医学の対象。宗教学者と精神医学者とが協力して、何とか規制する
方向に持ってゆかない限り、今後も、人間、特に若い人々の、現実と社会常識
からの離脱と、それによる家庭破壊という、オウムの悲劇は防止できないと
思う。それにしても、宗教現象を叙述するばかりで、その病理の解明と除去に
何の行動も起こさない宗教学者たちは、社会科学者としての責務を忘れている。
中東問題からも明らかなように、宗教こそは、人類最大の問題だと思われる。
そこには、「自己」だけで、「他者」が全く欠如している。