08/12/23 21:02:58 Itxy9dMH
自我の消滅、あるいは自我からの解放は比較的簡単に経験できる。
神との一体化とはニルビカルパサマーディ以上のレベル。
そしてニルビカルパサマーディに到達しても、その人が全知全能のスーパーマンになるわけではない。
中学生の妄想のようなアホなことは言わないように。
たとえば、ラーマクリシュナ・パラマハンサ、あるいはラマナ・マハルシは、
ニルピカルパサマーディ以上に到達した大聖者だったが、彼らは二人とも癌で死んでいる。
神と一体化すれば全知全能になれると信じている中学生にしてみれば、
なんだ、彼らは神と一体化などしていないんじゃないか、と言いだすだろう。
しかし、彼らはすでに自分の肉体を道具として使っていたのみであって、
その道具のことは道具のなるように任せていただけなんだよ。
「世の中のことは世の中に任せておきなさい」というラマナ・マハルシの言葉。
シルディサイババも同じことを言っている。「世間のことなど放置しておけ」
残念ながら神対等に感化されている中学生が期待するような展開にはならない。
大聖者であればあるほど、彼らは「当たり前の人間」になっいくだけだから。
「当たり前」になることほど難しいことはないんだよ。
我々が淡々と事実に直面しようとせず、観念を漁り続けては特別な自分になろうとしている、
ということを見てもわかるだろう。
そういうことにさえ気づけないのであれば、いくら本を読んでも時間の浪費になるだけだよ。