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東京・信濃町で、食事をしながら歓談した時のことであった。松下幸之助は、突然、座り直して、山本伸一に言った。
「これから私は、先生を、『お父さま』とお呼びしたい」
伸一は面食らった。松下は続けた。
「年は先生の方がお若いが、仏法のこともいろいろとお教えいただいた。私には『お父さま』のように感じられてなりません」
「何をおっしゃいますか。とんでもないことです。あってはいけないことです。私の方こそ、『お父さま』と呼ばせてください」
松下は、なかなか折れなかった。結局、互いに「お父さま」と呼ぶことで、ようやく話は収まった。
伸一は、学ぶことに対して、どこまでも謙虚な、松下の純粋な心に触れた思いがした。