09/01/22 08:13:26 yXVDY+8C
Seventh-Dayといふ語感からは、クリスチャンならば、創造の記念日であり、
神がその日を聖別された日であり、それを重んじることが肝要だ、といふこと
は、直ぐにわかることであらう。
Adventistといふ語感からは、救ひの究極的なる、大いなる恵み、喜びの時と
しての意識を抱ひてゐることだろう。
上の二つは、何もSDAに特化したもでもなく、ごく、聖書を重んじてゐる教会
としては、自然に認識してゐることだらう。
然るに、ただこの二つを特段に重視?し、そのことを、殊更に強調し過ぎると
だうなるかは、円熟したクリスチャンなら、その問題点を指摘することが、
できるだろう。
人々は、過去に生きる者ではない。また遠い将来、或ひは、近い将来に起こる
できごとに希望を抱ひているとは云へ、現実には、今現在、生き、生かされて
ゐるものである。そのことの意味を、ややもすると軽く見做し、常に、再臨、
安息日、と強調していく段階は通り過ぎたのかもしれない。
だからと云って、これらを軽視する必要は毛頭ないが、それらのことだけに、
意識を集中し過ぎると、これまた、不健全な信仰、或ひは、社会生活を余儀
なくしてしまふ危険も伴う。
これからは、もう少し、普遍的な健全性を目指し、尚且つ、SDAのアイデンティティ
をも尊重しつつ、信仰生活を送ることのできる者は幸ひと云へるだらう。
また、さうでなければ、ごく浅い信仰に留まる危険が伴ふだらう。