08/10/24 03:09:40 k8P7jTMh
気付いたって言うか何て言うか…
最近、自室での自分、外出中の自分の差違が無くなってきて(観察している状態の幅が広がった感じ。)、
チャリでなんとない買い物がてら、色んなところに散歩することが増えた。
そしてある日の帰り道、とある踏切にて
観察している自分もろともスーッと消滅する瞬間が訪れた。
なんというか、そこの景色がバッツリ切り取られ、物凄く美しい絵画のようになり、
僕自身がそこに没入しているような感覚(と表現しても語弊があるかもしれないが)になった。
時間感覚も自他の差違もない、存在そのもののような。
そして「おぉ…」という感銘で思考回路が働き出し、とっさに携帯のデジカメ機能でその景色を撮ってみたら
そのままweb素材とかなんとかで使えそうな、なんとも良い画が撮れた。
そして少し進んだところ、メモリアルホールみたいな建物を臨む短い坂道の所で、それがまた起こった。
そこでも、童心に返ったような、ありのままの風景を認識した。
秋の空気の匂い、グラデーションのかかった夕暮れの空の色
それをバックに佇む、懐かしげなホールの輪郭。今でもはっきりと覚えている。