09/05/02 11:52:45 wUDRXr4P
提婆達多はどうか。提婆達多は釈迦教団の長の地位を自分に譲るよう釈迦に要求し、それが拒否され
ると、釈迦の暗殺を二度も謀る。一度は、岩を落として殺そうとするが、そのとき釈迦は指に怪我をしたよ
うだ。さらに、釈迦を殺そうとしていた所を蓮華色比丘尼にとがめられ、彼女を殺した。釈迦教団を割って
仲間とと共に独自の教団を作った。
韋提希が幽閉された事件で背景で糸を引いたのも提婆達多である。提婆達多は、五逆罪の内、出仏身
血と破和合僧と殺阿羅漢の行為を起こした。提婆達多は、地が割れ、生きながらに地獄に堕ちていったと
いう。
提婆達多の行為の動機は釈迦と異なる新たな思想で釈迦教団を乗っ取ろうとしたことにある。しかし、こ
の提婆達多であっても、百千の阿鼻大地獄をいつまでもいつまでも通り過ぎていくとは言われていない。
法華経によれば、提婆達多は将来、仏になると預言されているのだ。
師匠を誹謗する者は謗法の人である。謗法の人であれば、百千の阿鼻大地獄を巡る者として、激しい
弾劾を受けなけなければならないのか。結論を出すことなく、次の問題を考えてみたい。