08/03/17 17:14:54 T39s3ELN
世界中にある本門佛立宗のお寺。それがどの国であろうと、訪ねて最初に掛けられる私たちの挨拶。
「ありがとうございます」
佛立開導日扇聖人は、「我身をかへりみ、有難う存じますると口くせの様に申せ」と御指南されている。
何と素敵な教え、素晴らしい言葉だろう。
ご信心するということは感謝の気持ちが湧いてくるということ。感謝の気持ちを抱いて生きていく、
生きてゆける、ということ。このことこそ正しい仏教を正しく実践している証明ではないか。
「ありがとう」とは形容詞である「ありがたい」の連用形「ありがたく」のウ音便。感謝の意を表し、礼を言う時に用いる。
本来、「有り難し(ありがたし)」とは「有ることが難しい」という意味で、「滅多にない」「珍しくて貴重だ」ということを表していたまさに美しい日本語の頂点にある。
「ありがとう」を「サンキュー」と英訳するには無理がある。単に感謝を表しているだけではなく、古の時代から神仏に対する言葉、天地を司る偉大な何者かに対する感謝の心から生まれた言葉であり、
時間をかけて人や状況に対しても使われるようになったという。