09/01/08 13:19:35
【農業】緑茶だけじゃない、静岡の紅茶がベルギーの店頭に
スレリンク(newsplus板)
静岡のお茶農家が生産した紅茶が、ベルギーに輸出された。
国産紅茶は生産量がごく少なく、海外への輸出は極めて珍しいという。ベルギーで店頭に
並ぶのはこれからといい、茶業関係者らは国産紅茶の海外での評価に注目している。
輸出されたのは、静岡市駿河区丸子(まりこ)の製茶業村松二六(にろく)さん(68)が生産した
茶品種「べにふうき」と「本山(ほんやま)」を紅茶用に発酵させた計30キロ。昨年5月、
ベルギーで日本酒や日本茶などの輸入を扱う日本人業者が、村松さんの紅茶のサンプルを
入手。これを飲んだところ、「緑茶の国・日本でこんなにおいしい紅茶ができるとは」と品質の
良さに驚き、昨年11月、ベルギー輸出が実現した。
静岡県はお茶の生産量が3万9900トン(2007年)で全国1位。紅茶の生産も1950年代
くらいまでは奨励されていて、55年には日本から8500トンも輸出された。しかし、紅茶の
輸入自由化(71年)などをきっかけに生産量は激減し、現在では「少な過ぎて把握していない」
(県産業部)という。