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ソフトバンク<9984.T>が純有利子負債1.9兆円を15年3月期に完済へ、大規模投資を抑制
ソフトバンクは30日、旧ボーダフォン買収時から高水準で推移している純有利子負債残高について、2012年3月期に半減させた上で、2015年3月期には完済を目指すと発表した。
2009年3月末の純有利子負債は1兆円9395億円。
大規模投資を抑えながら、今後3年間の累計で1兆円前後の純現金収支(フリーキャッシュフロー)積み上げを目指し残高削減を目指す。
配当については、2010年3月期に前年比倍額の1株あたり5円を計画する。さらに、純有利子負債が半減する2012年3月期と、
残高をゼロにする2015年3月期にさらに増配を目指すとした。
2010年3月期の連結営業利益予想は前年比16.9%増の4200億円。契約あたり月間収入(ARPU)の底打ちによって携帯電話の通信料売上高の増収を見込み、5期連続の最高益を目指す。
トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト4人の予測平均値4336億円を下回った。
フリーキャッシュフロー予想は2500億円で、前年の1815億円から38%の増加とした。
売上高予想は公表していないが、会見した孫正義社長は「増収を見込む」と述べた。
携帯電話端末の販売台数は減少基調にあるが、利益のとれる携帯電話の通信料が増収基調にあることを強調した。
2010年3月期の設備投資は2200億円の計画で、前期実績の2590億円から減少する見込み。
孫社長は「ボーダフォン買収の先行投資は一巡し、設備投資のピークは過ぎた」として、今期以降も低い水準の設備投資にとどまるとの見通しを示した。
URLリンク(jp.reuters.com)
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