09/12/07 22:38:48 uD2UU04O
IA-7EのV2のV3比較試聴の結果です。ショップはサンクリの個室できちんと
セッティングされた良好な環境で試聴出来ました。スピーカーはHarbethの
新製品HL-P3ESR、小型なのに素晴らしいスピーカーです。
持ち込んだCD:モーツァルト・バイオリン協奏曲4番(デュメイ)、
ラフマニノフ・パガニーニの主題による狂詩曲(ラン・ラン)、
ジャシンサ・「枯葉」、ダンスホール・レゲイ(←バリバリの打ち込み系)
最初にV2で試聴。Harbethの素晴らしさも手伝い、これで十分なレベル。
バイオリンの艶やかな切れも、ピアノの明瞭な粒立ちやオケのスケールも、
ジャシンサの透明なヴォーカルも、ガンガンのレゲエも十分に堪能。
次にV3にチェンジ。「え?・・・」肩透かしを食いました。おとなしくて
エネルギー感がありませんね。滑らかになったとか、高次元に上品で余裕
がある、というのとは違います。モーツァルトでは低域弦も甘く、高域弦
も切れと伸びがない。肝心のソロは引っ込んでいて切れも艶もない。期待の
音場感の深さも感じられない。ホールトーンの美しい上品な弦楽アンサンブル
を期待したが裏切られました。ピアノは芯がふんわりし粒立ちが不明瞭で
オケも重厚に鳴ってくれない。ジャシンサは声に張りがない。イケイケの
ダンスホール・レゲエは打ち込みにパンチがなくノリが全く出ない。
担当者(フューレンの剣持氏)曰く「まだ全然鳴らしこみをしていないので
本領を発揮していませんね。エージングさえすれば、V2を軽く凌駕します。
‘モノ’が違いますから」とのことでしたが、私は購入手続きは取らず
帰宅しました。鳴らしこんで素晴らしい音に変化するとは思えなかったから
です。以上です。お粗末様でした。
唯一の収穫はHarbethのHL-P3ESRという素晴らしい小型スピーカーに
であったこと。11cmウーハーとは思えないガッツと弦楽器の美しさに
惚れました。また、NuForceのスピーカーケーブルを聴けたことですね。
良いケーブルです、高いですが。