08/12/03 18:48:39
「ふう~」
温泉の素を淹れた湯船に浸かり、ツンは浴槽で心地良く息を吐いた
捜査で疲労した身体に、安らぎと充実感が浸透していく
湯船に浮かぶカルガモの玩具をぼんやりと眺めているうちに、ふと、数日前のことを思い出した
(>>586-587)
コンビニへ向かう道すがら、曲がり角でぶつかった、流暢な日本語を話す外国人の少女
その風貌はまるでお伽噺の中から抜け出たかのようで
「もしまた会うことがあったら、お願いしてみようかな……」
そんなことを考えながら、名湯の香りに鼻腔をくすぐらせる彼女だった