08/06/13 22:33:27
ツンデレは素直な気持ちをもう一度助手にぶつけようと決意する。
朝の電車で助手に話しかけるツンデレ……しかしそんな二人を、妹の友人が目撃していた。
状況を把握した妹は、助手の携帯でツンデレを着信拒否するよう強要する。
連絡が取れなくなったツンデレが助手に話しかけようとすると、妹の友人達に妨害される。
妹の親友は、中学時代からツンデレを生理的に嫌っていたのだ。
妹のために親友は、女子運動部全体に手を回して、ツンデレをいじめるよう扇動する。
助手に近づけないツンデレは、直接助手の家に行ってみることにした。
助手の母は彼女を気に入り、「助手が帰ってくるまで中で待っていて」と言い残して夜勤に赴く。
しかし帰ってきた助手は妹と一緒だった。出て行けずに身を隠すツンデレ。
彼女の存在に気づかずに、二人は淫らな行為に耽り始める。涙ながらも、ツンデレは二人の嬌声から耳を離せない。
そんな彼女の目の前に、この家のカギが置いてあった……。
一方、ツンデレへの嫌がらせは日に日にエスカレートしていた。
下駄箱にはゴミがつめられ、机やロッカーや教科書には落書き、休み時間には取り囲まれて罵られ続ける。
そして夜になると、ツンデレは助手の家へと出かける。カギを使って待ち構える。
ツンデレと妹の睦事を、ただ呆然と部屋の外で聞き続けるのだ。そうしてツンデレの心は少しずつ壊れていった。
その日は雪の降り積もる夜。
助手の部屋で情事にふける二人を、ツンデレはベランダからぼんやりと眺めていた。
ふと、脇に置かれた工具箱が目にうつる。そこにあるものが、目に入る。
そうか、そうよね、うふふふっ そうっ! あはっ、あははははははははははははははははははは
翌朝。腕を組みながら歩く二人は、佇むツンデレをみて慌てて腕を解く。
つかつかと近づくツンデレを訝しがる妹。
そんなことにお構いなく、ツンデレは妹の首筋に「ソレ」を押し当てる―ノコギリ
「しんじゃえ」
―引いた
血しぶきが舞い、悲鳴が飛ぶ。
鮮血にまみれけたけたと狂笑しながら、人形のように首を振るツンデレ。
呆然と立ち尽くす助手。
血まみれで倒れ伏した妹はその名を呼ぼうとするが、声にならずに意識は途切れる。