【足利事件】捜査を指揮した元栃木県警刑事部長「今はただ、申し訳ないという気持ちしかない」at OWABIPLUS
【足利事件】捜査を指揮した元栃木県警刑事部長「今はただ、申し訳ないという気持ちしかない」 - 暇つぶし2ch1:依頼あり ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★
10/04/03 20:43:15
【栃木】足利事件報告書 『警察庁鑑定疑わず』

 菅家利和さん(63)の再審無罪が確定した足利事件で、
警察と検察が一日、捜査の問題点をまとめた報告書を公表した。
一九九一年十二月の逮捕から十八年以上経過した、あまりにも遅すぎた反省。
菅家さんはもとより、冤罪(えんざい)は当時の捜査関係者や県警自身の威信さえ傷つけた。
この教訓を生かし、県警は信頼を取り戻せるのか-。(横井武昭)

 「無罪判決と今回の検証で気持ちの整理はついた。今はただ、申し訳ないという気持ちしかない」。
当時、県警刑事部長として捜査を指揮した元幹部(76)は、菅家さんへの謝罪の気持ちを言葉少なに漏らした。

 県警の威信をかけた捜査だった。未解決の幼女殺害事件は、足利市内だけで三件目。
「草の根分けても石にかじりついてでも捕まえる」。世論の重圧の中、会見で力強い言葉を繰り返した。

 聞き込みで浮上した菅家さんを、導入間もない警察庁科学警察研究所のDNA型鑑定が「犯人と一致」と判定した。
「DNAなんて理解できなかった。でも、警察庁が言うのだから間違いないと信じた」。
十三時間に及ぶベテラン捜査員の取り調べで、菅家さんは「落ちた」。
「科学的証拠があり、その上での自白。疑う要素はなかった」と振り返る。

 元幹部は“事件解決”から間もなく、刑事部長を最後に退官。
ところが、十七年余りたった昨年、「DNA型不一致」の報が駆けめぐった。
相次ぐ取材に「捜査には自信がある」と繰り返していたある日、元県警本部長から手紙が届いた。
「事実は事実として受け入れなきゃいけない」。少しずつ菅家さんのニュースを気に留めるようになった。

 今も悔やまれるのは、真犯人を逃がしたこと。「被害者に申し訳ない。警察として何も言い訳できない」と話す。
無実の人の自由を十七年半もの間奪い、真犯人を取り逃がした“十字架”を県警は背負い続ける。
元幹部は「二度と起きないよう教訓を生かしてほしい。そう祈るしかない」とつぶやいた。

◆『無実の人を…』県警幹部、表情険しく

 「無実の人を服役させ、非常に長い年月が過ぎてしまった。われわれはその事実を背負っていかねばならない」。
一日午後、県警本部で会見した滝沢依子警務部長と高久均刑事部長は、終始険しい表情を崩さなかった。

 思い込み捜査、DNA型鑑定への過信、供述の裏付けの不徹底…。
県警は、昨年六月から当時の捜査幹部ら十一人に聞き取りを実施。
A4判六十ページの報告書で、冤罪を見過ごした捜査の不手際が次々と明るみに出た。

 滝沢部長は「適正に検証を尽くした」と強調したが、警察内部での検証には限界もかいま見えた。

 暴行の有無をめぐって菅家さんと捜査員の記憶は異なる。
「可視化していれば水掛け論を防げたのでは」という指摘には、
「可視化すれば課題もある」(滝沢部長)と答えるのが精いっぱいだった。

▼画像
・「菅家さんにあらためておわび申し上げる」と謝罪する滝沢依子警務部長(左)と高久均刑事部長=県警本部で
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)

■ソース:東京新聞 2010年4月2日
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)


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