09/06/21 00:49:43
フグの老舗で賞味期限に不適正 農水省改善指示
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フグの老舗として知られる山口県下関市の株式会社日高食品が「フグの加工品などの商品に事実と異なる製造年
月日を表示し、その表示を起点に科学的・合理的根拠のない賞味期限の表示を行っていた」などとして、農林水産省は
6月19日、同社に対し、JAS法に基づき、不適正表示に対する改善と再発防止の取り組みを7月21日までに農林水産
大臣に報告するよう指示を行った。
同社では、5月22日ころから問題の商品の自主回収に入っており「5月27日からの製造出荷分の商品に表示してい
る賞味期限ついては、JAS法に即した表示を行っている。ただ、賞味期限の日付が回収対象の期間に含まれるものも
あるため、不明な点は問い合わせいただきたい。消費者の皆様、取引先などにご迷惑をおかけしたことをお詫びしま
す」としている。
また、原材料の表示についても、原材料が「トラフグ」であることを表示した商品が使用割合で100%使用でないの
に、その割合を表示しないで販売していたとして、あわせて、改善指示がなされた。
農林水産省では同社で扱う全ての食品について、表示の点検を求めるとともに、品質表示基準にそった適正表示を
行うよう指示。また、今回の問題発生の原因究明と再発防止、品質表示制度に対する全社あげての遵守の徹底にむけ
ての具体策を農林水産大臣あてに提出するよう指示した。
中国四国農政局の調べによると、同社が製造したフグ加工品など295商品と製造委託しているフグ加工品など41商
品で商品の出荷日や指定した日を製造年月日として表示し、この日を起点に賞味期限を表示して、90万個あまりの商
品を一般消費者に向け販売した、としている。また、「とらふく雑炊スープ」などトラフグである旨の表示をして販売してい
る商品について、原材料が100%トラフグでないのに、その割合を表示せずに4万2592個を販売した事実を確認した、と
している。
日高食品 弊社への農林水産省よりの指導概要とお詫び
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