09/06/12 19:59:33
松本ハイランド農協 不適切契約新たに1件
URLリンク(www.shinmai.co.jp)
松本ハイランド農協(伊藤茂組合長)は9日、松本市内の本所で記者会見を開
き、2006年以降、職員による着服などの不祥事5件があったことを正式に発表
した。さらに、もう1件不適切な共済契約があったことも明らかにした。伊藤組合
長は「組合員はもとより、利用者の皆さんに大変申し訳なく思っている。全力で
再発防止に努めたい」と陳謝した。
役員は既に報酬を自主返納しているが、近く、組織外部の委員も迎えた「責任
解明委員会」を設け、責任の所在を明確にしていく。26日の理事会で委員会設
置を提案する。
新たに発覚したのは、08年5月に寿支所金融共済課の30代男性職員が自分
で申込書を作成し、利用者の口座から掛け金52万円を振り替えて共済契約を
成立させた事案。組合員からの問い合わせで分かり、契約を取り消したため被
害はなかった。男性職員は出勤停止14日間の処分を受け、同年7月に自主的
に退職した。
会見で望月直道専務理事は「職員のコンプライアンス(法令順守)意識の低さ
や管理の甘さがあった」と、内部監査が十分機能していなかったことを認めた。ま
た、組合員に公表しなかった理由について「全額弁済しているので社会的な影
響が小さいと判断した。結果的には早い時期に公表するべきだった」と説明し
た。
再発防止策として、昨年11月に全職員を対象に再発防止プログラムを作成。
苦情の共有化や渉外担当の管理などに取り組んでいる-とした。
職員の不祥事について謝罪する松本ハイランド農協の伊藤組合長(中央)ら
URLリンク(www.shinmai.co.jp)