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群馬県渋川市3歳男児虐待死事件
2006年2月7日、群馬県渋川市で、島内碧（へき）ちゃん（当時3歳5ヶ月）が亡くなりました。
生活苦で生後間もなく児童施設に預けられていた碧ちゃん。施設の職員によれば
、「素直で純真な子」（朝日新聞、東京地方版／群馬、2006年6月23日）、
「無邪気で笑顔がかわいい活発な子だった。」（読売新聞、東京朝刊、2006年7月28日）そうです。
2005年12月に、両親は、碧ちゃんを施設から引取った。「おうちに帰れる」と、
碧ちゃんは、笑顔を見せて楽しみにしていたという。
ところが、同居後間もない1月になると、碧ちゃんは、
食べ物をこぼした際に「ごめんなさい」と謝るまで平手打ちされるようになりました。
2月には、碧ちゃんは、金属製モップの柄で殴られたり、冷水を浴びせられるなど虐待が激しくなっていき、
7日午後8時ごろ、両親からモップで交互に殴打され、泣き叫んで抵抗すると、冷水を張った浴槽に正座させられ、亡くなりました。
朝日新聞（東京地方版／群馬、2006年6月23日）によれば、「金属製のモップの柄で殴り続けた結果、
碧ちゃんの全身には多数の皮下出血などが広がり、頭の中にまで損傷があった。水風呂で正座させられたため、
凍死と同じ症状も示していたという」状況だったそうです。
久我泰博裁判長は、父親の無職島内詩朗被告（２６）＝同市石原＝に懲役７年（求刑懲役１３年）、
母親の無職みゆき被告（２８）＝同＝に懲役６年６カ月（求刑懲役１２年）をそれぞれ言い渡した。