09/09/24 00:14:12
>>92
ベーシックインカムというのは、単なるひとつの制度。
だから、給付水準など具体的な制度設計が明らかでないと、なんとも評価し難い。
たとえば、給付水準がきわめて低く、かつ、財源がフラット税率の所得税(または消費税率の大幅引き上げ等)であり、
さらに、障害者や高齢者に対する加算なしの場合と、
給付水準が「健康的で文化的な生活」を保障するレベルであり、かつ、財源が累進税率の所得税であり、
さらに障害者や高齢者に対する加算ありの場合とでは、
同じベーシックインカムといっても似て非なるもの。
堀江が想定しているものにこだわる必要は全くなく、
個々人がどのような社会がいいのかと、自分が望む社会像に沿って
自由に制度設計してもいいわけだ。
「ベーシックインカムはミルトン・フリードマンのような自由経済学者も、
アントニオ・ネグリのような逆の左翼的学者も、
まさにジャズとクラシックのような対照的な左右の学者が支持する政策である。」
このようにベーシックインカムは左右のイデオロギー対立を超えた
右も左も支持する(可能性がある)イデオロギー独立で広汎な有効性を持つ政策といえる。