08/09/25 17:11:34 CEzk0ISA0
その他にもTの身に色々な事故怪我はあったけど
呪いなのかと言われればどれも微妙だった。
学校ではTは呪われているがそれ以上に強い守護霊に守られていると噂された。
ただB子だけは「呪われている」と言い続けた。
ある日、遠足にて川辺の飯盒炊飯をやっていた。
「川には入るなよ」と先生は言っていたが
そう言われて守る者もいなく。
食後にはみんな川に入ってばしゃばしゃ遊んだ。
比較的穏やかな流れだったしそんなに深い場所もなかったので
先生も笑って見ていた。
しかし、事故が起きた。
B子が溺れたのだ。
川の底にあったガラスの破片を踏んでしまいパニクったそうだ。
助けたのはTだった。
「呪われているのは私かもしれない・・・」と泣きじゃくっていたが
Tが「心配すんな。呪いなんかないって。それに呪われるんなら俺だろ?お前は平気だよ」
と励まし安堵したようだった。
それ以来B子はオカルト的な事を言わなくなったしTの事も悪く言わなくなった。
というか絶対好きになってた。
ある日Tと二人で帰っている時に
「ねえ、T君は怖くないの?やっぱ呪いって嘘かな?」
と僕は聞いてみた。
Tはちょっとだけ真面目な顔になって
「誰にも言うなよ」と前置きをすると
「実はあのコックリさんやった日によ、夢の中に狐が出てきた。んでビビってさ
父ちゃんにお経唱えてもらって、近くのお稲荷さんに油揚げ持っていった。
だけどその後でも俺怪我とかしてんだろ。ってことは、呪いのせいなんかじゃなくて
ただ単に俺が不注意だってことじゃん。」
と言ってTは恥ずかしそうに笑った。
良く解らなかったが、何となく納得した。