09/09/09 03:50:54 0
名前：名無しさん＠├＼├＼廾□｀／[] 投稿日：2009/09/08(火) 06:53:52 ID:yvEEK80L
「スナフキン…でも…」
ムーミンは恥ずかしそうにうつむきます。しかしスナフキンは、ムーミンの肩を優しく撫でながら
「おさびしやまの雪が溶けるのを見たことがあるかい？」
ムーミンは思わず
「おさびしやまの雪が？」
そう答えるやいなや、スナフキンの手がムーミンのしっぽを柔らかく撫でました。
「おさ…ッ…ああぁんッ！」
甘美な痺れに、ムーミンは思わず声をあげますが、
階下のパパやママのことを思い出して、手を口に当てました。
「ほら、もうこんなになってるじゃないか、ムーミンのおさびしやまが」
スナフキンはくわえた小枝をゆっくりと噛みながら、ムーミンのおさびしやまを指さします。
「す、すなふきん…ちが…や…やあ」
ムーミンは体をよじって逃げようとするのですが、
スナフキンの細くて鍛えられた腕につかまれて、逃げることができません。
「ムーミン？ おさびしやまの雪を溶かしてみるかい？」
スナフキンがムーミンの目を見つめています。
ムーミンもスナフキンの目を見つめています。
二人の眼の中に、二人だけが映っています。
ムーミン谷に、秋の風が吹いていました。
おさびしやま（画像あり）
ｽﾚﾘﾝｸ(news7板)
どっか適当なところへヨロ