09/02/27 14:11:03 0
>>652
例えば、過去に起きた若者によるネット初の活動を振り返ってみよう。人権擁護法案が制定されようとした時には若い人たちが中心と
なってネットから運動を立ち上げ、その制定を食い止めることができたらしい。また、北京オリンピック前に起きたフリーチベット運動も、
同様にネットの住民たちによる活動が原動力となった。そんなとき、マスコミはほとんど報道しなかったのだ。
後から聞いた話によると、マスコミや年配の方はネットからそういう活動がなぜ生まれるのかを理解できなかったそうなのだ。お互い
面識のない環境で、いったいどうやって活動が発生するのか分からなかったそうなのだ。人間は、理屈も理論も分からないものに、
恐怖や拒絶を感じることがあるらしい。つまり、マスコミが彼らをどう扱っていいのか分からなかったから、ほとんど取り上げられなかった
し、若い人たちもマスコミに取り上げられることを目標に頑張っていたものの、理解されずに終わり、結果として大きな動きへつながることは
なかった。
これらは、お互い理解してないゆえの当然の反応だろう。しかし、お互い分からないでは話は進まない。何か理解しあう点を見つけあい、
自分たちを適切にアピールしていけば、もしかしたら既存マスコミとネットが合流できるところがあるのかもしれない。それには、ある一定の
時間と彼らを結ぶ懸け橋的な存在が必要なのかもしれない。