10/06/06 21:56:16
ランスの有力紙ル・モンドのエリック・フォットリノ社長は4日付同紙で、同社株式の過半数を売
却する方針を明らかにした。
同社の伝統だった記者による企業支配に終止符が打たれる。
同紙はナチス・ドイツ占領後の1944年、後に大統領となる政治指導者シャルル・ドゴールが「
世界に目を開き、独立した新聞が必要だ」として創設を支援した。「言論の独立維持」を原則に掲げ
、記者たちが持ち株会社を作り、過半数の株式を保有。経営に参画し、人事を決定できる独特の体制
を築いた。フォットリノ社長も記者出身。
だが、販売網は脆弱(ぜいじゃく)で近年、発行部数が低迷。さらに、電子メディアの登場に伴う広
告収入の低落で、負債総額が1億ユーロ(約112億円)近くに達し、事実上の身売りを迫られた。
同社は14日の経営会議で新たな株主を選ぶ方針。現在までに、故イブ・サンローラン氏と共同で
ブランドを創設したピエール・ベルジェ氏のグループや、スイス、イタリアの企業などが関心を示し
ているという。
ソース:YOMIURI ONLINE URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
依頼がありました。