10/05/06 15:51:44
○英総選挙投票へ、1992年以来の接戦に
英総選挙は6日、投票が行われる。世論調査では、13年ぶりの政権交代を目指す野党・保守党が、与党・労働党をリードして
いるものの、保守党のリードは年明け以降縮小。
1992年以来の接戦となっており、どの政党も過半数を確保できない「ハングパーラメント」となる可能性が高まっている。
選挙の争点は景気対策と財政赤字の削減。
中道の自由民主党も、テレビの党首討論をきっかけに支持を大きく伸ばしており、選挙結果の予測が難しくなっている。
総選挙は下院の650議席を争う。1974年以来初の「ハングパーラメント」となる公算が高まっているが、英国には連立政権の
伝統がない。
5日のポンドは、ギリシャの債務問題を受けて、対ユーロで9カ月ぶりの高値をつけたが、アナリストの間では、連立交渉が
長引けばポンド売りの材料になるとの見方も出ている。
国内主要5紙に掲載された最新の世論調査によると、保守党は労働党を最大で9%ポイントリード。
サン紙に掲載されたユーガブの世論調査では、保守党の支持率が35%、労働党と自由民主党の支持率がともに28%となっている。
投票時間は0600GMT(日本時間6日午後3時)から2100GMT(同7日午前6時)まで。即日開票されるが、開票作業は
翌7日まで続く見通し。
□ソース:ロイター
URLリンク(jp.reuters.com)
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○『自民に投票を』 英閣僚呼び掛け
六日投票、即日開票される英国の総選挙で、ブラウン首相率いる労働党の閣僚が同党ではなく第三党の自民党への投票を、
相次いで有権者に呼び掛ける異例の事態となっている。
労働党のある立候補者は「史上最悪の首相だ」と党首を批判する始末。同党にとって極めて厳しい情勢のまま投票日を迎えた。
「心ではなく、頭を使って投票を」。英BBC放送の取材にこう答えたのはウェールズ相のピーター・ヘイン氏。「労働党候補者に
勝ってもらいたいのはやまやまだが、多くの選挙区で無理な情勢だ。だからこそ有権者の賢い投票が重要なんだ」と訴える。
自民党の議席数を増やすことで、保守党の単独過半数を阻止し、労働党と自民党との連立政権を確立するとの狙いがこの発言にある。
六日発表の英社ハリスの世論調査によると、保守党が35%、労働党29%、自民党27%。各選挙区の選挙事情を加味した
プリマス大学の三日の分析では全議席数六五〇に対し、保守党二九九、労働党二三七、自民党八二となっている。
□ソース:東京新聞
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)