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キリストと弟子たちの最後の食事の場面を描いた作品「最後の晩餐」における食事の量が
ここ1000年で増えていることがわかった。
米コーネル大学の栄養科学の専門家ブライアン・ワンシンク氏を中心メンバーとする研究
グループによって明らかにされ、肥満に関する医学専門誌『the International Journal of
Obesity』4月号に論文が掲載された。
西暦1000年から2000年の間に描かれた「最後の晩餐」52作品に描かれている食事の大きさと
登場人物の頭の大きさをコンピュータで比較して明らかになった。
「芸術は現実を模倣する」というのが真実ならば、われわれは深刻な事態にある、というのが
研究グループの結論だ。1000年の間に、絵画におけるメインディッシュの大きさは69%、皿の
大きさは66%、パンの大きさは23%増えているのだ。
聖書には、最後の晩餐はユダヤ教の「過越の祭り」の夜に行われた、と記述されているが、
パンとワイン以外の食事に関する詳細にはほとんど触れられていない。
研究の対象には、2000年にPhaidon Pressから出版された「最後の晩餐」に収録されている
作品が使われた。作品をスキャンし、画像をデータ化して解析したという。その中には最も
有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」も含まれている。
Excite NEWS AP(26日)
URLリンク(www.excite.co.jp)
レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」(Wikipedia)
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