10/03/12 18:10:54
2001年の米同時多発テロで、現場の救出、復旧作業などに従事した作業員らが、
健康被害への損害賠償をニューヨーク市に求めていた訴訟で、同市側は11日、
原告側に最大で総額約6億5700万ドル（約600億円）を支払うことで和解する
方針を明らかにした。
訴えていたのは、同時テロ現場で活動した建設作業員、消防士、警官、
ボランティアスタッフら約1万人。有害物質などにより健康被害を受けたと
主張してきた。
和解案によれば、同時テロ後に連邦緊急事態管理局（FEMA）の助成金10億ドル
（約906億円）を受けて設立された「WTCキャプティブ保険」から、重症度などに
応じた金額が支払われる。また、将来特定のがんにかかった場合に備えた保険も
提供される。原告はそれぞれ、テロ後に現場で活動したことを証明したうえで、
具体的な診断書を提出する必要がある。
ブルームバーグ市長は和解案について、「複雑な状況に対する公正で合理的な
解決策だ」と強調。現場作業員への医療提供に向け、市として今後も尽力すると
表明した。
CNN（12日14:43）
URLﾘﾝｸ(www.cnn.co.jp)
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