10/03/09 13:25:36
通常は赤ちゃんだけが必要とする人間の母乳は、成長した大人が口にする機会はほとんどない。
しかしある米国人シェフは、妻が余分に保管していた母乳を活用する方法を考え、牛乳などと同
じようにチーズを作り、一般向けに提供を始めた。「用意できるうちに試してみて」と、提供し
ているレストランへの来店を呼び掛けているほか、ブログではレシピも公開している。
珍しい“母乳チーズ”を作ったのは、ニューヨークのレストラン「クレー・ブラッセリー」でシェフ
を務めるダニエル・アンゲラーさん。この冬に娘が生まれたばかりのアンゲラーさんは、自身のブログ
の中で「妻の母乳をかなりの量、冷凍保存している」と説明。しかも、この奥さんは母乳の出がよほど
良いらしく、母乳バンクへの寄付も考えてるそうだが、検査をパスするには時間が必要で、「その間に、
家の小さな冷凍庫のスペースが埋まってしまう」ほどらしい。そこで、アンゲラーさんは捨てるのが
「お金を無駄にするようだ」と思い、母乳からチーズを作ることにしたそうだ。
米誌グラブストリートの取材に対し、アンゲラーさんは「シェフは味を何でも知りたがる」と、今回の
動機について話している。実際に妻の母乳を口にした感想は「子どものときにオーストリアの農場で飲
んだ牛乳を思い出させる」と、その味には太鼓判。料理のプロだけにチーズ作りもお手の物、アンゲラー
さんのブログでは完成した“母乳チーズ”の写真やレシピも公開している。
アンゲラーさんによると、2ガロン(約7.5リットル)の母乳からおよそ2クォート(約1.9リットル)ほど
のチーズができるそう。2週間熟成させると「未殺菌の牛乳チーズのようで、本当に甘い牛乳のような味」
がするという。アンゲラーさんは妻の了解を得た上で、チーズをレストラン「クレー・ブラッセリー」で提供。
ブログでは「用意できるうちに、食べてみたい人はぜひ来店して試して」と呼びかけている。
ブログには、「すごいアイデア」「私や友だちも、昔作ってみようとしたけど方法が分からなかった。教え
てくれてありがとう」などのコメントが並び、興味を持った人も多い様子。中には「牛乳に似ているなら、
アイスクリームやチーズケーキにもできるかも」という人もいて、アンゲラーさんが「試したら、あなたの
やり方を教えて」と返すケースも見られるなど、“母乳チーズ”を通じて活発なコミュニケーションが生ま
れているようだ。
ソース:ナリナリ URLリンク(narinari.com)
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