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★仏国民とは何か、議論継続 賢人委員会を創設へ
フランスのフィヨン首相は8日の記者会見で、昨年11月以来各地で公聴会を開いて議論してきた
「フランス国民のアイデンティティー」について14項目の指針を発表したものの、今後も新たに
賢人会議を創設し論議を深める意向を表明した。
アイデンティティーの議論はサルコジ大統領が2007年の大統領選で提起し人種や民族がますます
多様化するフランスに求心力を築くべく論議を盛り上げた。だが野党などからイスラム教徒の国民に
負の烙印(らくいん)を押すなどとの批判が噴出、今回は結論に至らなかった。
14項目の指針には「年に1回は子どもたちに国歌ラマルセイエーズを歌う機会を設ける」などが盛り込まれている。
これに対し、共産党や緑の党など約70の団体は共同で声明を発表し「政府が『良い国民』と『内なる敵』と
みなされる人々の対比を際立たせるための手段ではとの疑念を喚起する」と強く非難している。
2010/02/09 11:31 【共同通信】
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