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★シー・シェパード、今度はクロマグロ漁妨害へ「衝突はすべて日本に非」
南極海で日本の捕鯨船団に対して攻撃を続ける環境保護を標榜する米団体シー・シェパード(SS)の
ポール・ワトソン代表が産経新聞のインタビューに応じ、今回の反捕鯨キャンペーンの後、地中海の
クロマグロ漁妨害を行うと宣言した。
世界のクロマグロの8割を消費する日本を再度、標的にする狙いがあるとみられる。一方で、日本船との
衝突について「全ての非は日本側にある」とし、調査捕鯨に正当な理由はなく、公海上で行う密漁行為に
過ぎない」とこれまでの主張を繰り返した。
ワトソン代表は、日本船の追尾を続ける抗議船スティーブ・アーウィン号に乗っており、7日、衛星電話で
インタビューに答えた。
クロマグロをめぐって、大西洋と地中海産の国際取引の全面禁止に向けた動きが広がる中、ワトソン代表は
「次のキャンペーンを、クロマグロを守るために地中海で実施する」と述べ、スティーブ号と新抗議船ボブ
・バーカー号の2船態勢で沿岸諸国の漁船への妨害活動に臨む考えを示した。
抗議船は、日本が調査を終える春ごろまで南極海に展開させ、その後、できるだけ早い時期に、地中海に移動させるとしている。
日本は取引禁止措置に反対しており、同団体が実際に妨害行動に踏み切れば、クロマグロ市場に何らかの影響が出ることは必死だ。
一方、先月6日、団体のアディ・ギル号と第2昭南丸が衝突した事故について、「私たちの方から船に体当たりしたり
攻撃したりはしない。私たちに恐れを抱かせようと、第2昭南丸が故意に衝突した」と強調。事故の詳しい状況を調べる
オーストラリア海保当局の事情聴取にすでに応じていることを明かした。
ワトソン代表はキャンペーンの予算について、新抗議船の購入費も含めて、少なくとも700万ドルと回答。
全世界にいる3万5000人のサポーターからの寄付などでまかなっているとし、「オーストラリアとニュージーランド国民から
圧倒的な支持を受けている。彼らからの支援がなければ、抗議活動は立ちゆかない」と話した。
また、スティーブ号には日本人女性が通訳として乗船していることが判明。電話インタビューに「シー・シェパードは
人間を含む動物全ての命を守るためにここに来ている。人体に害を与えるような物は使っておらず、けが人が出るような
振る舞いは一切していない」と答えた。
ソース:産経新聞
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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