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政治主導で情報発信はゼロ―。菅財務相は外交デビューとなった日米財務相会談後の記者会見で
「センシティブ(慎重に扱うべき)な問題があるから」との表現を3度も繰り返して会談内容を
ほとんど語らなかった。
菅財務相は「ガイトナー米財務長官からストレートに出すのは控えてほしいと言われた」などと
説明したが、2国間会談では相手国側の発言紹介は控えても、自らの発言は説明するのが通例。
事務方も大臣の意向に配慮して補足説明を見送った。波紋を広げた就任直後の「円安誘導発言」に
懲りた模様だが、だんまり作戦がかえって市場の憶測を呼ぶことになりそうだ。
読売新聞(6日13:20)
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菅直人財務相は5日夕(日本時間6日午前)、カナダ北部のイカルウィットで開かれる先進7カ国
財務相・中央銀行総裁会議(G7)に先立ち、ガイトナー米財務長官と会談し、今後の経済運営に
当たっては景気と財政再建の両面への配慮が必要との認識で一致した。
菅氏は会談後「(日米は)経済と財政の立て直しという同じような問題を抱えているとの認識を
持った」と述べた。
米財務省は日米財務相会談について「G7、G20(20カ国・地域)などで、包括的な金融改革を
実現することについて議論した」とのコメントを発表。さらに「(世界経済の)不均衡問題と
金融危機からの成長と回復に向けた相互努力の重要性について話し合った」という。
菅氏は、長官から微妙な問題が多いとして、会談の内容について記者団への詳しい説明を避ける
よう提案され、応じたことを明らかにした。菅氏は米国が打ち出した金融規制強化策について、
日本が直ちに共同歩調をとることには慎重な姿勢を示していた。
トヨタ自動車の欧米での大量リコール問題は話題に上らなかったという。
共同通信(6日10:51)
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