10/02/01 15:31:25
円形闘技場コロッセオが解体されクレーンで運ばれていく様子をリアルに表現した巨大な街頭広告が、
ローマ市中心部のポポロ広場に登場した。
伊政府による観光誘致キャンペーンの一環で、文化遺産があまりにも身近すぎて訪れることが少ない
イタリア人に対する「ショック療法」だ。
伊文化財・文化活動省によると、広告は200平方メートル。
「来ないのなら、持って行くよ」という刺激的な言葉も添えられている。
すでにミラノではレオナルド・ダビンチの名画「最後の晩餐(ばんさん)」が、
フィレンツェではミケランジェロの彫刻「ダビデ像」がそれぞれ持ち去られる様子を
コラージュした街頭広告も設置されている。
ローマ市の調査によると、ローマっ子の29%が一度もコロッセオに行ったことがないという。
また1年間で少なくとも1回美術館に行くイタリア人は29%にすぎないというデータもある。
キャンペーンの責任者で同省のマリオ・レスカ氏は朝日新聞の取材に「わが国には無数の文化遺産が
あるという誇りと関心をイタリア人に呼び起こしたかった。『コロッセオ』『ダビデ像』『最後の晩餐』は
世界中からうらやましがられているイタリアのシンボルなのだから」と話している。
ソースは
URLリンク(www.asahi.com)
解体されクレーンで運ばれるコロッセオのポスター
URLリンク(www.asahicom.jp)