10/01/28 11:23:03
米紙オーランド・センチネル(電子版)は27日、オバマ政権がアポロ計画以来の月有人探査計画を
打ち切る方針、と報じた。
国際宇宙ステーション(ISS)の運用は5年間延長して2020年までとする。
オバマ大統領が2月1日に発表する11年度予算教書の骨格に盛り込まれる見通しだ。
月有人探査計画は「コンステレーション計画」と呼ばれ、04年にブッシュ前大統領が発表した
新宇宙戦略に基づき、航空宇宙局(NASA)が進めている。
しかし報道によると、予算教書には計画の主力となる有人ロケット「アレス1」や月着陸船、
月面基地などに対する予算は含まれず、オバマ政権は、NASAの軸足を温室効果ガス測定など
気候変動観測などに移す方針だ。
ISSの運用延長は、実験棟「きぼう」を昨年完成させたばかりの日本にとっては望ましいことだが、
米国が月有人探査を断念すると、宇宙基本計画で月探査を柱に据えた日本の宇宙開発の行方も
不透明感が増すことになる。
ただ、コンステレーション計画の打ち切りについては、宇宙航空産業の人員削減を懸念する
連邦議会の承認が必要で、曲折も予想される。
オーランド・センチネルは、NASAケネディ宇宙センターの地元紙で、宇宙政策関連報道が手厚い。
ソースは
URLリンク(www.asahi.com)
■Orlando Sentinel URLリンク(www.orlandosentinel.com)
Obama aims to ax moon mission 12:17 a.m. EST, January 27, 2010
URLリンク(www.orlandosentinel.com)