10/01/19 17:34:04
政権発足から約1年を迎える米国のバラク・オバマ大統領は17日、現在の心境を吐露し、さまざまな障害が
あって当初掲げた主要課題の実現が阻まれるために時々、疑いや失望に悩まされることもあると述べた。
公民権運動の指導者、故マーチン・ルーサー・キング牧師の誕生日を記念する祝日の前日だった日曜日、
オバマ大統領はキング牧師も説教をしたことのあるワシントンD.C.のバーモント・アベニュー・
バプティスト教会の礼拝で数百人を前に語った。
物事に動じず、危機的状況を前にしても平静だと思われているオバマ氏だが、「なぜそんなに落ち着いて
いるのか、と時々聞かれるのだが、告白すると、わたしもそれほど冷静でない時がある。妻は知っている
ことだが」と切り出し、内面では揺れ動くこともあることを明かした。
その原因については「物事が遅々として進まないことがある。自分のことについて語られた言葉に傷つく
こともある。辛らつな批判にめげることもあれば、すべての努力がまったくの無駄に思えることもある。
チェンジが訪れるのには、恐ろしいほど時間がかかる。自分の中に芽生える疑いとも向き合わざるをえない」
と率直に話した。
ただし、信仰によって内なる安らぎと平和はもたらされるとオバマ大統領は述べ、礼拝の出席者たちに
「信仰を強く持って」、各自の安らぎを見出そうと語りかけた。
最後は公民権運動を通じて歌われたフォークソングの題であり、キング牧師もノーベル平和賞受賞スピーチに
演説に使ったフレーズである「ウィ・シャル・オーバーカム(われわれは克服する)」を引用し「われわれは
共に新しい時代の挑戦を克服し、共に今このときの約束をつかむ。そして共に冬をくぐり抜ける道を開き、
共に春を迎えよう」と締めくくった。
AFP通信(18日17:55)
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