10/01/16 13:53:46
美食にふけるフランス人に心臓病が少ない―。「フレンチ・パラドックス(フランスの逆説)」
と呼ばれるこの現象のメカニズムを解明したと、仏研究チームが発表した。赤ワインの成分と女性
ホルモンが作用して血管内で一酸化窒素(NO)を発生させ、動脈硬化を防いでいた。
発表したのは、仏西部アンジェ大学国立保健医学研究所を中心とする研究者ら。
フレンチ・パラドックスとは、フランス人が肉や乳製品から動物性脂肪をたくさん取るにもかかわらず、
心筋梗塞など虚血性の心臓病での死亡率が高くならないこと。食事とともに飲む赤ワインに含まれる
ポリフェノールのお陰だといわれてきたが、その詳細は未解明だった。
研究チームはマウスを使って実験。女性ホルモンのエストロゲンの受容体アルファ(ERα)を持つ
マウスにポリフェノールのデルフィニジンを与えると、血管内皮細胞から一酸化窒素がつくり出され、
血管が拡張されて血圧が下がった。ERαを持たないマウスでは変化がなかった。
同チームは「赤ワインをあくまで適度に飲めば、心臓血管の病気の危険が低下する」と結論づけた。
暴飲は推奨していない。
朝日新聞(15日13:10)
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