10/01/16 13:23:30 cYyHyC8W
>>4 >>5
用途が違う。
ALOSは広範囲を一気に撮影する衛星なので画素数が多くても解像度が低い。
高解像度だが撮影範囲の狭いIGS(情報収集衛星、偵察衛星)は、ALOS等の事前情報を
元にして、必要な撮影範囲を絞り込んで撮影する。
また、ALOSのデータなら民間に流しても問題ないが、IGSのデータと性能情報は
日本の防衛機密でもあるので、おいそれとは出せないだろう。だから今回のような
場合は、ALOSの方が即応性にすぐれる。
さらに言えば、やたら詳細なデータを貰っても今の現地で解析して有効利用できるか
謎だし、必要なら航空機で追加撮影すればいいだけの話だし。
ちなみに解像度を決めるのは衛星本体の性能もさることながら、高度が重要。
高度を下げると空気抵抗があるので衛星の消費燃料が多くなり、運用可能な
期間が短くなる。
また、ALOSの場合はデータのダウンロードが日本上空でしかできない(※)ため、
これ以上データ量が増えると転送が間に合わないそうだ。
※データ中継技術衛星打ち上げ前に聞いた話。今は違うかも。