10/01/12 17:56:51
ファストフード店などに置かれている飲料注入器のソーダ・ファウンテンから入れた飲み物のうち、
半数近くで大腸菌など細菌類が含まれていたとの研究報告を、米国の研究者が植物微生物学の専門誌
1月号で発表した。細菌の中には、抗生物質に対する耐性を持つものもあったという。
米バージニア州ホリンズ大学の研究チームは大学がある都市ロアノークで、ファストフード30店の
ソーダ・ファウンテンから得た90点の飲料を調査した。飲料は砂糖入りソーダ類とダイエットソーダ類、
水の3種類で、セルフサービスのものと、従業員が入れたもの両方について調べた。
その結果、飲料の48%に糞便などで見られる細菌類が見つかったほか、11%に大腸菌が含まれていた。
また、新生児や重症患者に敗血症や髄膜炎など深刻な疾病を引き起こす細菌クリセオバクテリウムも
見つかった。さらに、ほとんどの飲料が、米環境保護局(EPA)が定める飲料水の基準を満たして
いなかったという。
一方で研究チームは、調査実施期間中にロアノーク地域で飲料や食事などが原因による食中毒は発生して
いないと指摘している。
この研究結果に、カリフォルニア大学デイビス校食品安全学のディーン・クライバー名誉教授は、飲食店
などに対する保健衛生基準は自治体ごとに違うため、全米各地の飲料に同様に細菌が含まれているとは
言えないと指摘。また、全米レストラン協会も、業界は消費者の安全に向けて全力で取り組んでおり、
過剰反応しないよう呼び掛けている。
CNN(9日18:39)
URLリンク(www.cnn.co.jp)
URLリンク(www.cnn.co.jp)
依頼により立てました
スレリンク(news5plus板:251番)