10/01/08 23:09:55
欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が8日発表した2009年11月のユーロ圏失業率は10.0%と、
1998年8月以来の高水準となった。60年余りで最悪のリセッション(景気後退)の後遺症で、企業の
経費削減は続いている。
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査では、失業率9.9%が見込まれていた。10月の
失業率は速報値の9.8%から9.9%に修正された。
同時に発表されたユーロ圏の09年7-9月(第3四半期)実質GDP(域内総生産)確定値は前期比0.4%増と、
先月3日公表の改定値と変わらず。前年同期比では4.0%減少と、改定値の4.1%減から修正された。
シティグループのユーロ圏担当チーフエコノミスト、ユルゲン・ミヒェルス氏(ロンドン在勤)は、
「失業は今後数カ月にわたり一段と増加する公算で、失業率は7-12月(下期)に10.7%のピークに
達するだろう」と述べた。「消費者にとって明らかに悪いニュースだ。消費者は人員削減や賃金伸び悩み、
エネルギーコスト上昇などで打撃を受けるだろう」と付け加えた。
EUは今年のユーロ圏失業率が10.7%に達すると予想しており、高失業率が消費者の買い控えにつながる
可能性がある。ユーロスタットの7日発表では、昨年11月の小売売上高指数は1年1カ月で最大の低下
だった。
Bloomberg(8日21:43)
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
Eurostat(8日)
URLリンク(epp.eurostat.ec.europa.eu)
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