09/12/29 13:01:36
イスラム系武装組織アルカイダの地域下部組織は28日、クリスマスの25日に発生した米デルタ航空傘下
ノースウエスト航空機の爆破未遂事件について関与を認めた。イスラム系ウェブサイトに声明を発表した。
イエメンにおけるアルカイダに対する米軍の攻撃に言及し、その報復としている。
同組織はナイジェリア人のウマル・ファルーク・アブドルムタラブ容疑者に対して「技術的に高度な機器」
を提供したと述べ、爆発の失敗は技術的な不具合によるものとした。
アラビア半島のアルカイダ地域下部組織は、容疑者をウマル・ファルーク・アブドルムタラブと確認し、
同容疑者が航空機を背景に笑顔を見せているモンタージュを公開した。同容疑者は、アムステルダムから
デトロイトに向かっていた約300人が搭乗する航空機を着陸直前に爆破させようとした罪で起訴されている。
アルカイダ地域下部組織は、大使館やその他の場所で働く十字軍兵士を殺し、アラビア半島からすべての
不信心者を追い出すことをすべてのイスラム教徒に呼びかける、と訴えた。
ロイター通信（29日07:04)
URLﾘﾝｸ(jp.reuters.com)
テロ未遂 爆発物の写真報じる
アメリカを飛行中の旅客機で起きたテロ未遂事件で、アメリカのABCテレビは、ナイジェリア人の容疑者が
身につけていたものだとする爆発物の写真を報じました。
この事件は、25日、アメリカのデトロイトに着陸する直前の旅客機の中で、ナイジェリア人の
アブドゥルムタラブ容疑者が爆発物を爆発させようとして未遂に終わったものです。
ABCテレビは28日、容疑者が犯行に用いた爆発物について、政府当局者から複数の写真を入手したと
報じました。写真では爆弾に使われるPETN＝「ペンタエリスリトールテトラナイトレート」が入った、
およそ15センチほどの袋状のものが下着に付けられ、周辺が焦げたように黒くなっています。
また、別の写真には、爆発させるための液体が入っていたプラスチック製の注射器も写されています。
またPETNの爆発の威力について、アメリカ政府が以前行ったとする実験の映像とともに、50グラムで、
旅客機の機体の一部に穴を開けることができるとしたうえで、今回、容疑者が所持していたのは、
その1.5倍以上の80グラムだったとしています。
捜査当局などでは、各国の政府と連携を取りながら、爆発物を提供したと主張しているイエメンの
アルカイダと容疑者とのかかわりについて調べるとともに、なぜ、爆発物を機内に持ち込めたのか、
検証することにしています。
NHK（29日12:24）
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
ABC NEWS（28日）
Photos of the Northwest Airlines Bomb
URLﾘﾝｸ(abcnews.go.com)
URLﾘﾝｸ(a.abcnews.com)