09/12/25 00:55:49
ベネズエラのチャベス大統領は23日、トヨタ自動車への調査を命じたことを明らかにし、
生産割り当てと技術移転に関する法律を順守しない場合、トヨタに同国からの撤退を
求める可能性があると述べた。
チャベス大統領はまた、米ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターなどの企業も
国内での技術共有を怠ったと指摘し、これらの企業の代わりにロシアやベラルーシ、中国の
自動車メーカーに頼る可能性もあると述べた。
同大統領はトヨタが公共輸送用に四輪駆動車の生産を拒否したと批判している。同大統領は
国営テレビで「トヨタがどうしてこれらの自動車を生産したがらないのかを検証するため、
同社への調査を命じている」と述べ、「トヨタに生産を強制する必要がある。生産を望まない
なら撤退する可能性もある」と語った。
トヨタの広報担当者のポール・ノラスコ氏は電話取材に対し、状況を把握していないとして
現時点ではコメントできないと答えた。
チャベス大統領は就任後10年間に石油や公益企業、金属、セメント業界の外資系企業を国有化
してきた。同大統領はトヨタに対し、カラカスのスラム街に住民を輸送するために使う車両の
生産割り当てを課す考えを表明。同国は政府の規制に従わない自動車メーカーの工場を接収
すると述べた。
Bloomberg(24日13:04)
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