09/12/21 12:27:09
◇野口聡一さん:宇宙へ ソユーズ打ち上げ成功
【バイコヌール宇宙基地(カザフスタン)西川拓】野口聡一宇宙飛行士(44)ら
国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在要員3人を乗せたロシアの
ソユーズTMA宇宙船が21日午前3時52分(日本時間同6時52分)、
バイコヌール宇宙基地からソユーズロケットで打ち上げられた。宇宙船は約9分後、
高度約200キロの予定軌道に投入され、打ち上げは成功した。
日本人がソユーズ宇宙船で飛び立ったのは、90年12月の当時TBS記者の
秋山豊寛さん(67)以来、19年ぶり。野口さんは05年に米スペースシャトルに
搭乗して以来、2回目の宇宙飛行で、今年3~7月の若田光一飛行士(46)に
続いて日本人2人目のISS長期滞在となる。
ソユーズ宇宙船には野口さんのほか、米露の飛行士2人が搭乗している。
野口さんは船長の左隣に座り、飛行状況を船長に伝えて操縦を補佐する重要な役割を担う。
23日未明(日本時間同日朝)にISSにドッキングする予定。滞在中の
2人の飛行士と合流し、来年5月までISSの維持管理や科学実験を担当する。
滞在中には、日本の実験棟「きぼう」のロボットアームに、指に当たる小型の
「子アーム」を取り付けたり、口の中や皮膚でどのような微生物が繁殖するかを
調べる医学実験にも参加する。
また、来年3月には米スペースシャトル「ディスカバリー」でISSに到着する
山崎直子宇宙飛行士(38)を出迎える。宇宙ステーションに日本人が初めて
複数滞在することになる。
【ことば】ソユーズロケットと宇宙船
ソユーズは打ち上げ用ロケットと宇宙船の両方の名称。ロケットは3段式で
全長49.3メートル、重さ310トン。3人乗りの宇宙船を搭載できる。宇宙船は
旧ソ連時代の67年4月からロシアが運用。直径2.2メートル、長さ7メートルで、
定員3人。1回ごとの使い捨て型で、今回が108回目の打ち上げ。宇宙で搭乗員が
過ごす軌道モジュール、帰還時に切り離されて地上に着陸する帰還モジュール、
宇宙船を制御する機器・推進モジュールで構成される。3回の機器更新を経た
最新モデルがソユーズTMA。
ソース(毎日新聞)URLリンク(mainichi.jp)
▽野口聡一さんらを乗せて打ち上げられたソユーズロケット
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