09/12/10 18:28:27
◇1日1万2,000回のくしゃみをする米国人少女、原因判明で症状改善へ。
1日にするくしゃみの数は、多いときには1万2,000回(約7秒に1回)―。
そんな想像を絶するくしゃみに、突然悩まされることになった米バージニア州在住の
12歳の少女ローレン・ジョンソンちゃん。この少女の話題は米国のみならず、
海を越えて欧州や日本などでも伝えられたが、あれから約1か月、
ようやくジョンソンちゃんのくしゃみの原因が特定された。
ジョンソンちゃんがくしゃみをするようになった伏線は、10月中旬にひいた風邪。
2 週間ほど鼻水やくしゃみといった症状が出たジョンソンちゃんは、体調の回復を
待って友だちの家に泊まりに行ったのだが、そこから自宅に戻るとくしゃみが
止まらなくなってしまった。くしゃみは数秒に1回するほど頻繁で、ちょっとした
話をする間に数回のくしゃみをしてしまうほど。6人の医師に診せても全員が
「原因不明」と首をかしげるばかりで、家族も理由が分からない症状に苦悩、
ジョンソンちゃんは学校にも行けない日々が続いていた。
そんなある日、幼児神経科医のロサリオ・トリフィレッティ博士によって、
この症状の原因が特定される。米放送局NBC系列WAVY-TVによると、
診断の結果は通称PANDASと呼ばれる症状によるもの。大雑把に言えば、
扁桃腺炎などを引き起こす連鎖球菌が体内に侵入した際に、体の免疫機能が
過剰に反応して発症するPANDASが、くしゃみに繋がる問題を引き起こした、
ということらしい。
そのため、トリフィレッティ博士はジョンソンちゃんに抗生物質を投与したところ、
症状は改善してきたそう。ただ、再び発症する危険性も残されているため、
「長期間、少量の抗生物質を服用する必要もある」(WAVY-TVより)と、
完治まではもう少し時間がかかるという。
とにもかくにも、ジョンソンちゃんや家族にとっては1つの山を越えて一安心、
といったところ。症状の改善によって「学校にも戻ることができた」
(豪テレビ局ナインネットワークより)とも伝えられており、少しずつ、
もとの生活を取り戻しているようだ。
ソース(ナリナリドットコム)URLリンク(narinari.com)