09/12/02 15:08:16
[バンクーバー(加ブリティッシュコロンビア州) 1日 ロイター] リサイクルダンボール製の
ひつぎや、土壌に染み出す防腐剤を使用しないなど、環境に配慮した埋葬方法に注目が集まる中、
米ペンシルべニア州ピッツバーグの葬儀会社が、遺体をアルカリ加水分解するサービスの開始を
計画している。
現在では米国人の3分の1、カナダ人の半分以上が選択する火葬は、使われる天然ガスや電気の量が多く、
二酸化炭素やダイオキシンを排出したり、遺体の歯に詰め物が使われている場合に水銀蒸気が発生する
問題もある。
マシューズ・インターナショナルが来年1月からフロリダ州の葬儀場で始めようと計画している
アルカリ加水分解の方法では、火葬に比べ使う天然ガスの量を10分の1に減らし、電気の量も
3分の1に抑えることができるという。また、排出される二酸化炭素の量は90%削減でき、
水銀蒸気が発生することはない。
この方法は、実験動物の処理などに使われてきたが、導入コストがかさむことや、一部の地域では
法改正も必要となることなどが、商業的利用の障害となってきた。
また、米国の一部の地域では、カトリック教会が「人間の遺体を処理する方法としては、
敬意に欠ける」として、反対を表明している。
ソースは
URLリンク(jp.reuters.com)