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【ロシア】共産党時代へのノスタルジーに応えるウェブサイト[09/11/28] - 暇つぶし2ch1:猫まっしぐらφ ★
09/11/28 15:11:56
モスクワの赤の広場に巨大な赤い国旗がひるがえるなか、共産党の重鎮らが勢揃いして、メーデーの
パレードが始まるのを待っている。誇らしげなナレーションが入る。「けさの赤の広場はなんと美しい
ことか。国民1人1人の心と精神には今、赤の広場が宿っていることでしょう」
1974年のソ連時代のテレビ映像だが、子どものころの思い出に浸りたい人々のためにロシアで新しく
開設されたウェブサイトで見ることができる。サイトのアドレスは「CCCP-TV.ru」。「CCCP」はもちろん、
ロシア語のソビエト社会主義共和国連邦(USSR)の略称を念頭においたものだ。
ベルリンの壁が崩壊してからちょうど20年。ロシアでは、共産党時代へのノスタルジーはごく普通の
ことだ。米非営利調査機関ピュー・リサーチセンターが今月発表した世論調査によると、「ソ連が
なくなったのは大きな不運」だと答えたロシア人は58%にものぼった。

■反西洋プロパガンダの中身
ソ連時代の映像のみを配信する同サイトは、ボリシェビキ革命記念日の11月7日に運営を開始した。
この記念日はロシアではもう祝日ではないが、共産党が専制君主制を打倒した記念日として、今なお
多くの人を魅了している。
コンテンツは提携先のロシア国営テレビなどから提供される。その内容はニュースのほかにも
コメディーショー、バレエ、子ども向け番組、ソ連が勝ったスポーツ試合などさまざまだが、反西洋
プロパガンダも見られる。1974年にベルリン市内のギャンブルを取材したドキュメンタリー映像は、
山高帽をかぶってタバコを吸う男たちやドッグレースの模様を映し出し、ソ連では違法とされるカジノの
「悪」をとうとうと説く。「ギャンブラーたちは、英国の教育関連予算の2倍、科学研究予算の4倍、
道路建設予算の10倍ものお金を賭けている」 
サイトを運営するUravo社のアンドレイ・アコピアン(Andrei Akopian)社長は、政治的な意図はないと話す。
「見たい人に見たいコンテンツを提供する。政治的な文脈から離れることはできないが、視聴者はそれぞれの
見方で見るだろう」
なお、サイトの目的は、完全に資本主義的だ。アコピアン社長は、広告の掲載や共産党時代の遺物を集める
コレクター向けのオークションサイトとの提携を考えている。

■売れる「ノスタルジー」
なお、「CCCP-TV.ru」だけではなく、ケーブルテレビチャンネルの「Nostalgia」と「Retro」も、ソ連時代の
テレビ映像を再放送している。ノスタルジーはよく売れるのだ。
ロシア紙コメルサントのあるテレビ評論家は、「このようなチャンネルの人気は、ソ連帝国を復活させたいと
いった欲望よりは、若かりし頃へのノスタルジーに根ざしているものだ」と話している。

AFP通信(28日08:42)
URLリンク(www.afpbb.com)
CCCP-TB(ロシア語)
URLリンク(cccp-tv.ru)

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