09/10/11 01:45:58
CIS ロシアの求心力が低下
旧ソビエトの国々でつくるCIS・独立国家共同体の首脳会議がモルドバで開かれ、テロ対策などでの
連携を確認しましたが、ロシアと武力衝突したグルジアが脱退したほか4か国の首脳が会議を欠席し、
ロシアの求心力の低下が際だつ結果となりました。
9日にモルドバで開かれたCISの首脳会議には、旧ソビエトの11か国の代表が出席し、テロ対策や
国境管理などで連携を強めていくことを確認しました。今回の会議は、去年のロシアとの武力衝突を
理由にグルジアがCISから脱退して以降、初めての首脳会議となりましたが、加盟国のうちカザフスタンや
ウズベキスタンなど中央アジアの4か国の大統領が国内の遊説などを理由に欠席する事態となりました。
さらに議長国のモルドバもロシアとの関係を重視してきた共産党の大統領が先月、退任したのに代わり、
議会で多数を占める欧米寄りの勢力の指導者、ギンプ氏が大統領代行として出席し、ロシア離れを
印象づけました。旧ソビエト圏の盟主を自任するロシアは、CISの枠組みを強化して大国としての地位の
復活につなげたい考えですが、こうした思わくとは裏腹に加盟国の間ではロシアと距離を置こうとする
動きが目立ち、CISは形だけの組織になりつつあるという指摘も出ています。
NHK(10日04:26)
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