09/09/28 10:39:05
27日投開票のドイツ連邦議会(下院、基本定数598)の総選挙で、公共放送ZDFなど
複数のドイツ・メディアは28日、メルケル首相の保守派、キリスト教民主・社会同盟
(CDU・CSU)と野党の中道、自由民主党(FDP)の保守中道勢力が計約330議席を
占め、過半数を確保したと伝えた。首相の続投が事実上決まった。
メルケル首相は「選挙の目標を達成した」と勝利宣言、FDPと保守中道政権の樹立を目指して
連立協議に入ると表明した。過去4年間の左派、社会民主党(SPD)との大連立は解消する。
首相は「欧州の盟主」としての足場を固め、地球温暖化対策など内外の課題で
指導力を発揮することになる。
同盟は戦後最悪となった金融・経済危機への手堅い政策対応で国民の支持を集めた。
中小企業経営者らを支持層とするFDPは、同危機を追い風に戦後最高水準の得票率で躍進を
果たした。
逆にSPDは社会保障費の削減など改革を強行したことから支持者が離れ、歴史的な大敗。
SPDの首相候補シュタインマイヤー外相は「厳しい敗北だ」と述べ、下野することを明言した。
保守中道政権は1982年~98年のコール政権以来、FDPの政権復帰は11年ぶり。
新政権は減税や失業対策、ドイツ軍のアフガニスタン駐留問題などの課題に取り組む。
28日午前0時半(日本時間同7時半)現在のZDFの予測では、CDU・CSUは
得票率33・8%(240議席)、FDPは14・5%(92議席)で前回の9・8%から躍進。
SPDは23・0%(148議席)で戦後最低の得票率となる公算。
左派党は12・2%(78議席)、90年連合・緑の党は10・2%(65議席)。
ソースは
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
27日、ベルリンで総選挙勝利を喜ぶメルケル・ドイツ首相
URLリンク(www.chunichi.co.jp)