09/08/12 17:29:59
【パリ時事】パリを流れるセーヌ川で80年近く前に姿を消したサケが、水質改善を反映し、
続々と戻ってきていることが分かった。仏全国釣り連盟の責任者はAFP通信に「今年は
予想以上の増加ぶり。1000匹が遡上(そじょう)したとしてもおかしくない」と話している。
セーヌ川を泳いでいた大西洋サケは、工場・生活排水などの影響で20世紀前半に消
えた。しかし、仏国立農業研究所が大西洋岸とパリの中間点のルーアン近郊ポーズの堤
防に設けた観測システムは2008年、計260匹のサケの通過を確認。同年10月にはパ
リ下流のシュレーヌで重さ7キロの大物が捕獲された。今年7月末にも6キロのサケが釣
り上げられたばかり。
仏当局は過去15年間、新たな浄水施設の設置などでセーヌ川の水質改善に努めてき
た。この川に近年養殖サケが放された例はなく、天然のサケが回帰しているという。
(2009/08/12-12:07)
URLリンク(www.jiji.com)
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