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生徒の学力、黒人と白人間で差 米教育省機関統計
アフリカ系米国人(黒人)と白人の生徒間の学力差が縮んでいる傾向に
あるものの、依然として黒人の方が低いことが、米教育省の国立教育
統計センター(NCES)が14日に発表した統計結果で明らかになった。
調査は、全米の4年生と8年生(中学2年に相当)の数学と読解力の
学力を500ポイント満点で表し、比較。その結果、アフリカ系米国人
(黒人)生徒の成績は平均して26ポイント、白人より低かった。
学年と科目別に見ると、平均読解力は4年生で、黒人が203ポイント、
白人が230ポイントだった。差が最も小さかったのはウェストバージニア
州で、黒人と白人の開きは13ポイントだった。一方、差が最も大きかった
のはワシントンDCで67ポイントも開いていた。
また、8年生については全米平均で黒人が244ポイント、白人が270
ポイント。差が最も小さかったのはウェストバージニア州とネバダ州で
15ポイント差。一方、開きが大きかったのはウィスコンシン州で38
ポイント差があった。
数学では、4年生の黒人平均が222ポイントで白人が248ポイント。
差が小さかったのはウェストバージニア州とハワイ州の14ポイント差で、
差が大きかったのはワシントンDCの54ポイントだった。
8年生では黒人が259ポイントで白人が290ポイント。オレゴン州で差が
最も小さく16ポイント差、ネブラスカ州で差が最も大きく51ポイント差だった。
教育省のジョン・ホワイト報道官は、アーン・ダンカン長官の見方として、
貧困率が高くマイノリティ民族が多い地域では、経験豊富な教員を募集
して長期にわたってとどめておくことが難しく、その結果が生徒の学力差に
つながっていると述べている。
経験があり、実力のある教員はより報酬を得られる場所、つまり白人が
多い場所に移る傾向があるとも指摘。住んでる場所や人種で子供たちが
変わることがないと述べ、どの生徒たちにも平等で同水準の教育を与える
政策が必要だとしている。
ソース:CNN.co.jp
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