09/06/26 22:34:57
アフリカ大陸に初上陸する2010年サッカーワールドカップ(W杯)の開催まで1年を切り、
現地ではプレイベントのコンフェデレーションカップが盛り上がりをみせている。一方、
遅れるスタジアム建設や劣悪な治安情勢などについては、これまでもSANKEI EXPRESS
で報じてきた。それらの課題に加え、高い失業率を背景に、外国人に職を奪われたと感じる
貧困層の不満が拡大、外国人排斥の動きが広がっているという。
■シーン1
かつてゴールドラッシュで栄えた南アフリカは、1年後、スーパースターたちの「ゴールラッシュ」
でまばゆい光を放つだろうか。コンフェデレーションカップで南アの躍進もあり、本大会への期待
も膨らむが、ホスト国から聞こえてくる話題は、暗いものばかり。
W杯関連の建設ラッシュに沸いているのかと思えば、そうでもないらし。建設従事者の多くは移民らで、
失業率は20%以上にも達するという。安い労働力に、職を失った人々が続出しているようだ。
特に外国人に職を奪われたと感じる貧困層の不満は増幅し、外国人排斥の動きが広がっているという。
(ナイロビ 共同)
■シーン2 暴力に脅える移民「すべての希望を失った」
外国人排斥の動きは、暴力に直結する。教会で、難民キャンプで、人々は希望を失い、暴力の恐怖
に耐える日々を送る。彼らの瞳には、世紀の祭典を迎える高揚感などはなく、不安が色濃くにじむ。
「11年前、幸せを夢に抱いてきたが、今はすべての希望を失ったよ」。南部ケープタウン郊外。
外国人を狙った暴力から逃れ、たどり着いた海辺近くの難民キャンプで、紛争が続
くコンゴ(旧ザイール)東部出身の女性、ビルジニアさん(28)が訴えた。
行政が運営するキャンプにはコンゴ人やソマリア人ら約400人が生活。7人の子供と暮らす
コンゴ人女性、バネルさん(34)は1週間前、キャンプ内で男児を産んだばかり。
「ここには食料もない。どうやって子供を育てたらいいんだろう」
最大都市ヨハネスブルク中心部の教会でも、ジンバブエ人ら1000人近くがぎゅうぎゅう詰めの
状態で暮らしていた。ジンバブエ人女性、シサセンロジさん(21)は昨年、1人で南アへ。
「一緒に暮らしていた友人は銃撃された。外に出るのが怖い」。顔には若い女性らしい生気がない。
多くの移民を受け入れてきた南ア。人口約5000万人に対し、外国人は約1割の500万人。
ビットバータースラン大のポルザー上級研究員は「経済危機による景気悪化で貧困層の
不満が高まり、移民排斥の感情がさらに吹き荒れる恐れがある」と警告した。(ナイロビ 共同)
ソース:MSN産経ニュース 2009.6.26 16:48
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
関連スレ
【南アフリカ】2010年W杯、懸念される南アフリカの治安[09/06/10]
スレリンク(news5plus板)
【南アフリカ】路上の難民に悪臭液体を噴射、加熱する難民排斥の声[06/10]
スレリンク(news5plus板)
【南アフリカ】ストライキ続出で混乱、医師や消防署まで、刑務所から凶悪犯脱獄の恐怖も[06/10]
スレリンク(news5plus板)
【南アフリカ】男性4人に1人超がレイプ認める-認めた男性の7・7%「11人以上」、9・8%「初めては10歳以下」[06/19]
スレリンク(news5plus板)