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米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は20日、人権問題への取り組みを
各国に求めている国連で女性らへのセクハラ(性的嫌がらせ)が多発し、
時代遅れの救済システムしかないため「きちんと対応できていない」と報じた。
国連の潘基文事務総長はシステムに欠陥があることを認めた。
近く改革に乗り出すという。
同紙によると、セクハラ問題は国連の各機関で個別に扱い、国連全体での訴えや
相談件数は不明。訴えがあった場合は監査室などで扱うが、1946年当時の規定
をそのまま用いている。結果が出るまでに数年以上かかり、加害者が途中で
退職するなどうやむやに終わることも多いという。
セクハラは男性上司が部下の女性に行う例が大半。訴えた場合、女性は契約を
更新されないケースがほとんどで、同紙は泣き寝入りの例が少なくないとの
女性職員の証言を伝えた。(共同)
ソース:MSN産経ニュース 2009.5.21 17:15
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